「沿う」と「添う」の意味の違い【例文・使い方】

意味【さ行】

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「沿う(そう)」と「添う(そう)」の意味・意味の違い・例文

「沿う」の意味

1.方針・基準・要求などに従う(添う・副うとも書く)。

例文…取引先の期待に沿って行動する。ご希望に沿いかねる。

2.長く続くものの側を行く。

例文…堤防に沿って道が続く。線路に沿って散歩する。

「添う」の意味

1.要望や目的にかなうようにする。

例文…期待に添えず申し訳ない。お客様の希望に添った提案をする。

2.離れず近くにいる。

例文…足の悪い母に付き添う。夫婦で寄り添う。

3.男女が夫婦になる。

例文…連れ添う。

4.人と親しく交際する。

例文…人には添うてみよ、馬には乗ってみよ。

5.既にあるものの上に、更に別のものが加わる。

例文…趣が更に添う。

「沿う(そう)」の1の意味「方針や基準などに従う」と、「添う(そう)」の1の意味「要望や目的にかなうようにする」は殆ど同じ意味です。

「期待にそう・希望にそう」の漢字は、「沿う」と「添う」のどちらでも問題ありません。元々は「副う」の字が用いられていましたが、「副う」は常用漢字表にない読み方のため殆ど用いられなくなりました。
また新聞記事では、「期待に沿う・希望に沿う」と書くように統一されています。

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