「潮時」を『辞め時』という意味で使うのは誤用

意味【さ行】

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「潮時」の意味

正しい意味

1.潮が満ちる時刻。潮が引く時刻。

2.物事をするのに丁度いい時期。

間違った意味

物事の終わり・辞め時。

「潮時」の使い方・解説

 「潮時」を単に「物事の終わり」「辞め時」という消極的な意味で使うのは誤用であり、「物事をするのに丁度いい時期」という積極的な意味で使うのが正用です。この言葉は、「○○を始めたり終えたりするには」+「よい頃合い」というポジティブな意味になるように用いて下さい。

 「潮時」は、始める事・終わらせる事の両方に使える言葉です。例えば、「結婚する潮時(結婚するには丁度いい時期)」「離婚する潮時(離婚するには丁度いい時期)」という使い方が出来ます。

「潮時」の例文・誤用例

正しい使い方の例

○この春、一番下の子も小学校に上がった。仕事に復帰する潮時かもしれない。

誤った使い方の例

×実は、「結婚生活に、いつか潮時がくるのでは?」と不安に思っている。

「潮時」の類義語・言い回し・英語、「物事の終わり」の言い換え表現

 「潮時」の類義語は、「丁度いい時期」「好機」「チャンス」「頃合い」「時機」「タイミング」などです。

 「潮時」の言い回しには、「潮時を待つ・見る・見計らう」「そろそろ潮時だ」「またとない潮時」があります。

 ×の意味の言葉「物事の終わり」の言い換え表現は、「本意ではないが終わりにする時期」「本意ではないが辞める時期」「引退」「引き際」などです。

 「潮時」の英語表現には、「good timing(頃合い)」「parfect timing(最高の時期)」「wait for an opportunity(機会を待つ)」があります。

「潮時」の語源・由来

 昔の漁師は漁をするのに丁度いいタイミングをよく計り、潮が満ちている時間に船を出していました。それが転じて、「何かをするのに丁度いい時期」の意味が「潮時」という言葉に加わったという訳です。

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